髪の毛がわしゃわしゃあった41年前
全く英語も話せない私が最初に行ったのが、
ソビエト連邦である、ロシア語を始めて
聞いた時に近くてとても遠い国を感じた
灰色の世界である。
看板も何も無いので何屋さんなのかまるで
分からない。
飛行機から外の撮影は禁止である。
閉ざされた世界だが、何か惹きつけるものを感じる。
北欧フィンランドヘルシンキに着いた時は、
灰色の世界から色の付いた現代に舞い戻った様である。
ヘルシンキの公園でくつろいでいるとフィンランド人の
年配の女性が、私を見つけるなり目を見開き、
口を半開きでとても驚いた表情で、始めて見られた私は、
あー私は外国人なんだと思いました。
ヘルシンキは、オリンピックの選手が泊まるところに宿泊し、
ここに来て初めてフィンランド語と言う言葉があると分かりました。
ちょうど、日本の映画がやっていて、愛のコリーダをぼかし無しのを見ました。
映画より皆んなと、笑うタイミングがズレていてリアクションがとても楽しい。
ディスコが有ると言うので、行って見ましたが女の子たちがいて恥ずかしそうに誰も踊っていません。
女の子達は誘って欲しそうでしたが、私も恥ずかしくて誘うに誘えず
夜10時なのに、白夜で太陽が地平線にいるだけで夕方が続いて何やら不思議な時間があり、
初めての体験です。スッキリしないもので、よっしゃって盛り上がらず帰ることにしました。
モスクワでも、ロシア女性を目の前にして怖気付いて、フィンランド女性の前でも怖気付いて、
お金が無いんだと自分に言い含めて、なんて意気地なしの私だこと馬鹿
スエーデンのストックホルムに移動して世界的にとても有名な帆船のチャップマンユースホステルに泊まりました。
北欧は物価が高く、お金が無い私には死活問題で早く南下しないとです。
ストックホルムから、バルト海を大きな船でデンマークのコペンハーゲンまで行く、
まさか、夜がそんなに寒いとは知らずリュックは預けたままで次の日にならないと貰えない、
ロシアから一緒だった日本人女性と、1つ長椅子で暖をとるためお互い抱き合いながら次の日になるまで、
震えて温め合いました。一生のうちでこれだけ長い間女性と抱き合ったのは初めてです。
そばの椅子でフィンランド人ご夫婦はニコニコしながら暖かいセーターをまとい、私達を見ていました。
写真は、スエーデンストックホルムの帆船チャップマンユースホステルです。